とにかく「Synology Calendar」を使いたいので導入を進めます。
「Synology Calendar」の導入
SynologyNASのユーザーであれば簡単。DSMのパッケージセンターからインストールをすれば完了。
新規カレンダーの作成
今回は共有を目的としてカレンダーの作成を進めていきます。
もともと自分用の「My Calender」というのはありますが共有用とするので [・・・ ]から新規に作成します。
とりあえずなので、名前は適当に「共有カレンダー」にしておきます。
「共有」タブで、公開共有を「読み取り専用」に変更して、URLをコピーしてから保存します。
いざ、共有カレンダーをいざ開かん!
早速、コピーしたURLにアクセスします。
みなさま、、もうお気づきでしょうか?
そうなんです。開かないんです。なぜならば、【SynologyのDDNS】を使っているから。
有志などのDDNS鯖を借りている場合なら問題ないでしょう。しかし、今の環境は自宅にあるNASでDDNS運用しているんです。図解するとこんな感じ。※正しくないけどわかりやすいようにイメージです。
そうですよね。普通は外行っちゃいますよね。というわけで、ローカルの環境ではDDNSではなく、NASのIPにしてあげれば問題なく開きます。この時はとりあえずIPで開けるからいいっかーって考えたんですけどね。
スマホでカレンダーを設定してみる
てっきりスマホ用の専用アプリがあるかと思ったんですが、実はなくて、CalDAVでの設定でした。確かに公式サイトにも書いてあった
実際の設定手順は、公式サイト通りなので説明は割愛します。
iPhoneの場合は [設定] > [Calendar] > [アカウント] > [アカウントを追加]
そこのCalDAV情報に、Synology Calendarから発行したCalDAVアカウントを設定する・・・んだが??アドレスがIPになっている・・・
ここで大きな問題にブチ当たる
このカレンダー、QuickConnectは非対応。そして前項目にあったようにDDNS使えない。
ということは、設定次第でカレンダーの追加や更新した際の結果は以下の通りになるだろう
IPアドレスで設定 | DDNSで設定 | |
自宅(ローカル)内 | ||
外出先 |
とはいえ、CalDAVカレンダーを「IP」と「DDNS」の2つを両方登録するのは好ましくない。というかやりたくない。果たしてこれを解決できる方法はあるのか?
困ったときは聞いてみる
困ったときは、まず調べる。でもわからない時はやっぱり聞くのが一番。という事でSynologyのサポートセンターへ問い合わせ。結果は。
な、なんだって・・・・
ヘアピンNAT / NATループバック
なんですって、初めて聞きました。
ヘアピンNAT / NATループバックとはなんぞやということで、教えてもらったサイトを参考にする。
そして、何よりもルーターにその機能があるかどうかが重要。SB光利用中ですが当然「NATループバック」機能は非搭載。続いて、TP-LinkのDECO M9 Plusにもその機能は非搭載だった。
さっきの図を使うなら、イメージですが、DDNSでアクセスしようとした際にルーターが指定したローカルのIPへ転送してくれる。ルータから戻してくれる感じでループバックさせる。それがヘアピンカーブというかヘアピンのようだからヘアピンNAT?って感じですかね。
対応ルータを探します
が、なかなかNATループバック機能の項目がない。と、いうことでSynologyのルータならどうなんだ?って話です。
しっかり全機種対応。さすがです。
いろいろ探した結果、もうSynologyルータなら間違いないとのことで以下の2機種に絞ります。
ルータをポチる
今の環境では、WRX560で十分なのでコレにしました。また環境変わって10Gbps回線とかにしたら、上位機種買おうと思います。
ぽちったので。到着待ちです。快適にカレンダー機能を使うために投資額がデカすぎです・・・やばいやばい
コメント